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業火の向日葵 感想

気分が乗るとやらた更新したくなるあたり、私は気分屋なのかもしれません。

下書き状態のままだった「業火の向日葵」の感想をやっと書きました。
実はストライカー以降、ブログに映画感想を残していませんでした。でも今回は書きたい!と思ったので、公開からずいぶん経ちましたが感想をUPしました。

一言でいえば、かなりタイプの映画でした。こういう映画、とても大好きです。

同時に、自分は外部脚本家さんが書いたコナン映画がけっこう好きだ!ということに気づかせてくれました。「好きな映画を一つだけ挙げよ」と言われたら「ベイカー街の亡霊」を推すくらい大好きで、今回の映画からはどことなくベイカーと似たような雰囲気を感じました。
簡単に紹介すると、興行収入はガッポリ稼いでいますがファンの反応は賛否両論、というところでしょうか。そんなところもベイカーと似ていますね笑

では、ここからは柱立てしたネタバレ感想をパラパラと述べていきます。細かなあらすじは書きませんのでご了承ください。また、おそらくかなり持ち上げて書いていますので、業火が嫌いだった人は回れ右をオススメします笑



・新一=キッド をあっさりバラす意図

予告では「あの新一は本物か?キッドの変装か?」とあおっていましたが、いざふたを開けてみるとあっさりキッドだと描写されていました。

正直これは予想外でした。「どうせキッドだろう」というのは皆わかりきっている部分ではあるにしろ、てっきり最後まで引っ張ると思っていたものですから。わずかな望みを期待していた新一ファンはがっかりされたかもしれませんが、新一ファンではない私としてはどちらでもよかったりして。むしろこんなに早く明らかにしたということは、今回の話の主軸はそこではないということ。変装かどうかという表面的なことではなく、もっと内面的なものが主軸なのですよと映画から言われたような気がしました。
銀翼や天空でこの手法はもうやり尽くされていますからね。序盤で明かされたことで、かえって映画への期待が増していきました。

・自立したかっこいい女性になる予兆を感じさせた園子

劇場版園子といえば、いつも以上に友情に熱くなるという劇場版ジャイアンみたいなノリが毎度おなじみです。
ですが、今回は劇場版射撃するのび太といったところでしょうか。普段は頼りないのに射撃場面だけはピカイチの才能を発揮するのび太のように、普段はおちゃらけ担当なのに公の場面では財閥令嬢としての凛とした佇まいを私たちに魅せてくれました。本来でしたら高校生にあそこまで喋らせないでしょうが(園子パパママがいるのですから)、劇中に出てくる登場人物を必要以上に増やさないという点からみれば、園子のあれほどまでの活躍は妥当だろうと思います。

・哀ちゃんとウメノさん

コ哀ファンとしては外せない劇中ポイントですが、19作目にしてここまで突っ込んで問いかけたというのは意味があるものだと思います。原作アニメの進度を踏まえて考えると、対組織との最終局面が近づき始めているということではないでしょうか。
2人は恋愛関係なのかどうか以前に、薬の開発者と被害者という関係です。これは残念ながら哀ちゃんが組織を抜けてコナン側の人間になっても、変わることのない事実です。対極にいる二人が最終対決に向かう中でどのような関係性になっていくのか。共同するのかあるいはどこかで意見の相違が起こってくるのか。今後とも見守っていこうと思います。

ウメノさんからの不意の問いかけで僅かな哀の心情描写があったものの、それをうまくウメノさんのひまわりへの想いへとスライドさせることでかえって美味しい描かれ方になったと思います。
オチへのつなげ方もよかったですね。「見つめていると後悔する」というのもある種ギャグタッチな発言になりましたし。どう捉えるかはお任せします、といったところでしょうか。落とし方が上手いです。

・花火ボールは三部作のキーアイテムになりえるか

驚いたポイントの一つに、「花火ボールは一回こっきりじゃなかったのか!!」というのがあります。てっきり異次元だけで終わると思っていたので…。
異次元、業火と連続で登場ということはおそらく純黒にも登場するのでは……と予想しています。異次元のパンフレットによれば、18~20作を三部作的に盛り上げようという意向らしいので、花火ボールは三部作を象徴するアイテムなのかもしれませんね。

ところで今回の花火ボールの使用箇所は、最初の飛行機着陸後のキッドとの追いかけっこと、ラストのレイクロックからの脱出…の2か所でいいのでしょうか? 特にキッドとの対決時はボールが予想以上に爆発して「これこんなに威力あったっけ?」とびっくり仰天でした。おそらく花火ボールの威力だと思うのですが…はてさて。

・おっちゃんは「毛利小五郎」である以前に「一人の大人」であるということ

ED前のラストシーン、無事に生還して水から浮かんできたコナンを小五郎のおっちゃんが泳いで助けに行きました。
このわずかなシーンで私は思わず感動してしまいました。おっちゃんがコナンの保護者としてちゃんと行動しているではないか。よく考えれば大人である小五郎が子どものコナンを助けに行くのは実に真っ当な行動です。では、なぜそんなところで心を動かされたのか。

いつものコナン映画(古内さん脚本)では、コナンはコナンとして描かれます。見た目は小さな子どもだけど、彼は頭脳明晰なスーパーヒーローなのです。反対におっちゃんは「迷探偵」であり「ダメ親父」なのです。
今作が今までと何が違うのかというと、「コナンは(中身がどうであれ)見てくれは子どもであること」、そして「小五郎は曲がりなりにも保護者であること」なのです。もしいつもの映画でしたら、水から浮かんできたコナンは自力で岸までたどり着くでしょう。コナンはそういう人物ですし、彼を「コナン」として描くのならそうならざるを得ません。同時に小五郎を小五郎らしく描くのなら(仮に助けに行ったとしても)我先に水に飛び込んでいたかはわかりません。なぜなら、コナンは何でもできちゃうスーパーヒーローだということが、見ている側や制作側にも染み込んでいるからです。

この場面から見えてくるのは、客観的視点が忘れ去られていない脚本だということです。いくらコナンがヒーローであっても、傍からこの場面を見たときには、「小五郎が助けに行く」という行動の方が「コナン、自力で脱出」よりも筋が通っているのです。コナンの正体を知らないのならなおさらのことです。長年コナンを見続けて「コナン=ヒーロー」という図式が頭にある私には、この視点からの行動は思わずハっとさせられましたし、本来そうあるべき姿を描写してくださったことに感動しました。


ここまで肯定的に書いてきましたので、否定的意見が多いなつみさんについて書いていきます。

・なつみさんの犯行動機は納得できる?

コナンに出てくる犯人の犯行動機というのは、ある種ネタにされるくらい「こんなんで人を殺めるな!」というものが多く、劇場版ではさらにバラエティに富んだ動機が出てきます。個人的には動機が薄いことに関してはあまり気にしていません。作品のテーマとして、同情される余地がある動機ではダメだからです(コナンは基本的に勧善懲悪です)。むしろ、森谷帝二や如月先生みたいな本人以外は到底理解できなさそうな芸術に関する動機はわりと面白いと思います。

なつみさんの動機はゴッホを愛しすぎるが故に……という、かつてないくらい理解しにくい動機でした。独りよがりな妄想と言い換えても良いかもしれません。映画鑑賞後にノベライズを読み、彼女の動機部分を補完して意外と深い想いだったと納得できましたが、映画だけだとギリギリ許容範囲かなというところです。本で補完するというのは映画としてあまりよろしくない行為だと思いますが、脚本をかなり削らなくてはならなかったという裏事情の中での苦肉の策だったのでしょう……。
本を読んで納得したのと同時に、せめてここは入れてほしかったなと強く思いました。どうにかして尺をあと2~3分延ばすことができれば、動機告白場面はもっと良いものになったと思います。せめて、櫻井さんの脚本完全版とかが出版されたらよいのですが…。

…とまあ、「動機は理解しにくい」と書きましたが、先日、損保ジャパン日本興亜美術館で実物の『ひまわり』を見て、少しだけ考えが変わりました。

静かな部屋にドンと展示してある『ひまわり』を見て、その存在感に圧倒されました。本来でしたら鮮やかで元気な印象を与える黄色が、この絵に限っては人を引きつける妖艶さを持っているように思えたのです。古いからか元からの色なのかわかりませんが、少し濁った黄色が狂気的なのです。
ああ、この絵ならウメノさんが毎日通い詰めるのもわかるなあと思いましたし、なつみさんが愛するがゆえに絵を失くそうとするのもわからなくはないなあと思ったのです。知識のない素人でもこう思ってしまうのですから、まして知識豊富な専門家が一度盲目になったら…その反動は普通の人以上かもしれません。

余談ですが、「万能探偵Q」という映画で、モナリザを愛するがゆえに偽物(実は本物)を壊してしまおうとする学芸員が描かれていました。芸術の価値を知る学芸員が果たしてそんな突飛なことをするだろうか。これが現実的かどうかはわかりません。しかし、美術を扱うフィクションとしては、こういうネタは面白いです。

「ひまわり」だからいまいちピンと来ないのかもしれません。これを「名探偵コナン」と置き換えたらどうでしょう。自分が求める、好きな展開と違ったりするだけで、「こんなの違う」「キャラ崩壊だ」と決めつけていませんか。ズレているのは、本当に作品のほうなのでしょうかね?

・ゲスト声優 

榮倉さんの演技はおそらく普通くらいだと思いますが、声がまんま榮倉さんだったので、どうしても芸能人イメージが払拭できず下手に聞こえてしまいました。
もしかしたら、動機部分が削られたのは、ゲストに長台詞を言わせないためだったのかも?
ミステリーにとって犯人役は花形です。実写だとそれなりの役者さんが演じるのですが、なぜかアニメだと素人さん(ゲスト声優)が演じてもOKな風潮なんですよね。それがとっても不思議です。
「純黒」は謎のオッドアイ女性役に天海さん、ということで、事件の犯人は別にいるのかな?何にしろ、今年のゲスト声優枠の演技は安泰だと思うので、久しぶりにホッとしました。それ以外のゲストキャラも、いつも以上に華やかな声優さんだらけになるんじゃないかな??


おまけの雑感です。

・予告編

BGM無しで哀ちゃんの意味深なセリフから始まる予告編。久々に予告で「おっ!」と心を掴まれました。
「いつまでも永遠には続かない…そうでしょ?」
良いセリフだったのですが…本編にはありませんでしたねー。その後の蘭のハッとした表情の泣きシーンを入れてくるあたりがうまいなあ~と思いました。
実際は新一の生存に安堵したシーンだったわけですが、まるで哀ちゃんが蘭に「永遠なんてないのよ?」と問いかけているように見えました。まあそのあと「工藤君?」と言っているので蘭宛てではないのですが。

・主題歌

「オー!リバル」良い歌でした。Mステをはじめ色んな歌番組で歌ってくれたのでその都度興奮した2015年でしたね~。ほんと、紅白で見られなかったのが残念です。やっと、コナン主題歌が紅白で歌われる時がくると思ったのですが…。

そうなのです。ビーイング縛りが撤廃されたメリットとしては、TVで歌が流れる機会が増えることなのです。ビーイング所属の歌手はTV露出をあまりしませんので、今まではTVでコナン映画主題歌を聞く機会があまりありませんでした。(ブレイカーズはTVで良く見ますが映画主題歌はまだ担当されていません)
しかし、「ハルウタ」以降はメジャーなアーティストが担当することもあって、TVで見かける機会がぐんと増えたように思います。宣伝効果を考えると、縛り撤回は正解だったかもしれませんね。




基本的に甘々な感想になってしまいましたが笑、正直なつみさんの声と動機描写以外は特に文句なく楽しめた!ってところです。
ありがたいことに今年もまた櫻井さんということで、今からとても楽しみです。きっと、櫻井さんが描くジンはかなり有能になっているんじゃないかと密かに期待しています。
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プロフィール

綾海

Author:綾海
 
 綾海(あやみ)と申します。
 名探偵コナンのアニメ・映画感想を中心に、考察や謎解きゲームレポ、その他覚え書きなどを気ままに書いています。不定期更新ですので気が向いたときにでも訪問していただけるとありがたいです。

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